体重で汗の量を把握する

夏は1年でもっとも汗をかく季節。日頃運動する習慣がなく、
汗をかく機会が少ない人は、汗をかくだけで身体が疲労します。
女性は洋服の汚れや化粧くずれが気になってしまいますね。
でも、夏に汗をかくことは、上昇した体温を調節するために大切な
役割をはたしているのです。上手に汗をかくことは熱中症を予防
することにもつながります。

健康のために体重をチェック

人間の体を構成する成分の60パーセントが水分だといわれています。
体重の2パーセントの水分が失われると、のどが乾いて脱水症状になり、熱中症の初期の状態になります。3パーセントが失われると、体温を調節する機能が低下して危険な状態です。普段の体重と、運動後や激しく汗をかいた時の体重を比べて、2パーセント以上減少しないように気をつけて、水分補給などをするように心がけるのも、熱中症を防ぐ方法の1つです。

運動による体重の減少はほとんどが水分ですので、水分補給をすれば、ほぼ回復します。普段から体重をはかって自分の平均的な体重を知っておくと、身体からどのぐらい水分が失われたのかを知る目安になるので、暑い時期は健康のために体重チェックをしておいた方がよいでしょう。

汗の役割

汗は体温を調節する機能を持っており、暑い夏にはとでも重要な役割をはたしています。運動をしたり、気温の高い環境で過ごすと体温が上昇します。身体の熱を放出し体温を下げる必要が生じると、汗をかいて身体の水分を蒸発させることで体温を下げます。
気温や湿度などの環境によって異なりますが、100グラムの汗をかくと、体温が約1度下がるといわれています。冷房のきいた部屋に長時間いると、汗腺が閉じてしまって気温が高い環境でも汗をかきにくくなり、体温調節がうまく行われなくなって、熱中症にかかりやすくなります。

夏に汗をかいて体温を調節することは、とても大切なことなのです。

よい汗をかこう

よい汗をかくには、日常で汗をかく機会をふやして汗をかくのに慣れることです。室内の冷房をきかせすぎず、外気との温度差を5度以内にすると、環境に応じた自然な汗をかくことができます。また、入浴の時にシャワーですませないで湯船につかって身体をあたためるのも効果的です。